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3 8月

コーセー、「米肌」ECサイトにリマーケティングサービス導入

化粧品の製造、販売を行う日本の企業であるコーセーの関連会社である、コーセープロビジョン。
同社は、通販限定ブランド「米肌」のECサイトに、スクデット提供のリマーケティングサービス「SaleCycle」を導入した。
すでに、ECサイトを経由した売上に6%以上の向上が見られている。

コーセー、「米肌」ECサイトにリマーケティングサービス導入

コーセープロビジョンは、同社の通販限定ブランド「米肌」のECサイトに、スクデット提供のリマーケティングサービス「SaleCycle(セールサイクル)」を導入。
同サービスは、ECサイト上でユーザが買い物カゴに商品を入れたが、購入せずサイトを離れてしまう“離脱(カート落ち、かご落ち)”を防ぐためのもの。

コーセー、「米肌」ECサイトにリマーケティングサービス導入2


同社では、以前よりDMPによりECサイト上の顧客の把握、分析、最適な広告提案を目指してきた。
今回の導入により、ECサイトを訪れた顧客のうち潜在的な購買意欲が最も高い顧客に対してサイトへの再訪を促すことが可能となり、6月22~30日の9日間で、同製品のECサイトを経由した売上が6%以上向上した。


9日間で6%と言うのは、驚きべき数字ではないだろうか。
こう言った取り組みで、増益が期待出来るのであれば、ECサイトの取り組みの一つとして取り入れることも有効と言えるだろう。


Reference:コーセー、「米肌」ECサイトにスクデットのリマーケティングサービス導入~離脱を防ぎ売上6%以上向上 on ネットショップ担当者フォーラム
クラウドソーシング「ランサーズ」  
2 8月

DIYショップやECサイト運営の「大都」、4.5億円の資金調達

体験型DIYショップ「DIY FACTORY」やDIY用品のECサイト「DIYツールドットコム」を運営する大都。
同社は7月27日、総額約4億5000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。
グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)およびみずほキャピタルを引受先とするものだ。
また、今回の資金調達にあわせてGCPの仮屋園聡一氏が同社の社外取締役に就任するという。


5億円の資金調達
大都代表取締役の山田岳人氏

●工具の卸問屋からスタートした歴史あるベンチャー


大都は1937年(昭和12年)にスタートした創業78年の会社だ。
歴史が深い。
もともと工具の卸問屋として創業したという同社が、今回のように資金を調達し、ベンチャー的な事業展開をするようになったのは、3代目となる現・代表取締役の山田岳人氏が入社したことがきっかけなのだという。


当初大阪のリクルートで勤務していた山田氏は、2代目代表取締役の娘と結婚し大都に入社。
社員15人ほどの工具問屋だった同社で、自らトラックを運転し、問屋やメーカー、ホームセンターを回っていた。
「その頃初めて決算書を見たが真っ赤な状態。問屋業だけでは売上は出るが収益は悪化する一方だった」(山田氏)


そこで2002年頃にオンラインで商品の販売を開始。
楽天市場に出店するところからスタートして、山田氏が問屋業の合間に対応するというところから1年半でやっと年商100万円を達成。
そこからは専任の担当者も採用した。


それでもECの売上で業績を変えられる状況ではなく、問屋業の収益悪化から2006年にはいよいよ廃業をするかどうかという状況になった。
そこで先代の代表と話して「(潰れるくらいなら)好きにやっていい」ということになり、当時の社員を全員解雇するという苦渋の決断をする。
そして問屋業を縮小させ、EC化を進めたのだ。


●商品点数の拡大が成長の契機に


EC事業は徐々に成長するが、2009年前半に売上が鈍化。
「それまでは商品数1万8000点で日本最大級のDIY用品のECサイトをうたっていたが、問屋として持っていた10万点の商品データベースへの対応を進めた。アイテム数が増えて価格と納期が明確であれば、商品は売れる」(山田氏)。
現在では実に90万点という商品数を誇っている。


増える発注に対応すべく、メーカーへの発注のシステムも2010年に内製した。
「DIY用品のメーカーだとPCすら持っていないというケースも多かったが、売上がついてくれば認めてくれる。現在では86%がオンライン化されている」(山田氏)


●DIYの楽しさを伝えていくためのリアル店舗


商品数の増加によって売上は伸びたが、それでも2013年頃からまた鈍化。
そのとき山田氏が考えたのは、「競合も出てくる中で、我々がやりたいことは何なのかと考えた。日本にはDIYの文化はそれほど根付いていない。そうであれば、工具の使い方や、作る楽しさを未来に向けて伝えないといけない」ということ。

それを形にしたのが、DIY用品を購入できるだけでなく、ワークショップを通じてDIYの体験ができるリアル店舗だ。
同社は2014年、大阪・難波に体験型DIYショップのDIY FACTORY1号店をオープンした。


5億円の資金調達2
DIY FACTORY2号店の店内


店舗には、メーカー向けに月額5万円の壁面展示スペースを25カ所用意した。
「メーカー向けにショースペースを提供することで、メーカーは自分たちの好きな商品を出す場所を確保できる。実は日本一のペンチメーカー、ドライバーメーカーなどは(同社の本社がある)大阪にあるのだが、そんなものは多くの人に知られていない。そういうモノを紹介する場所を提供することでメーカーは認知を高め、ユーザーはいい工具と出会え、我々は売ろう売ろうとしなくても収益を担保できる、という三方よしになるように考えた」(山田氏)


5億円の資金調達3
メーカー向けに提供する展示スペース


実際、このスペースの収入もあって、店舗は初月から黒字運営を実現している。
2015年には東京・二子玉川の二子玉ライズに2号店をオープン。
休日には7000人以上が訪れることもあるそうだ。


店舗を運営してはじめて理解したことも少なくない。
「『電気ドリルを下さい』なんていって店舗に来る人はいない。たとえば『洗濯機の上に棚が欲しい』とかみんなやりたいことがあって店舗にくる。だからそのために商品や使い方を説明しないといけない。これは店舗を出してやっと分かったことだ。ユーザーが欲しがっているのは『モノ(商品)』ではなく『コト(体験)』」(山田氏)。
これを受けて、ECサイトでも「やりたいこと」を基準にした検索機能を実装した。


●店舗運営、ECサイトに加えてハウツー動画サイトを展開


大都が今回の資金調達を契機に進めるのは、店舗の拡大、ECサイトの強化・改善、ハウツー動画サイト運営の3点だ。


まず店舗については、都心部を中心に複数店舗を出店。
DIYやセルフリノベーション向けのワークショップを積極的に開催する予定。
「ABCクッキングスタジオのDIY版といった立ち位置を取っていく」(山田氏)。
次にECサイトについては、在庫商品を増やして即納体制を強化。
さらにシステム面での機能強化を予定する。
さらにDIYのハウツーを動画で紹介するサイト「MAKIT!」を展開する。
以下はMAKIT!で実際に紹介されている動画の一部だ。




記事を読んでいるだけでもわくわくしてしまう、同社の取り組み。
苦渋の決断も合った中で、現在の形に移行していくには、時代に合わせた考え方も必要だろう。
今後も、あっと驚くようなサービス展開で、私たちを楽しませてくれるのではないだろうか。




Reference:
DIYショップやECサイト運営をする“創業78年のベンチャー”大都、GCPなどから4.5億円の資金調達 on ネットショップ担当者フォーラム
1 8月

ECサイトと連携、フラクタからアプリ作成ソリューション

今回、提供を開始したアプリ作成ソリューション「FRACTA NODE +NATIVE APPS」。
同ソリューションは、ECサイト構築サービス「FRACTA NODE」と連携しており、ECサイトを更新すると、アプリの情報も同期して更新される仕組みで、運営負荷が軽減される。
利便性も抜群の新ソリューションだ。

ECサイトと連携、フラクタからアプリ作成ソリューション


同サービスを利用したアプリの第一弾として、「吉祥菓寮」をリリース。
同社の商品であるお菓子を販売するほか、お菓子作りの試行錯誤やより良い材料を求める旅の記録、新店舗オープンのお知らせや特典などのコンテンツを発信していくとのこと。


フラクタでは今後も、多くのブランドが低コストでアプリに参入できるよう努めるとのこと。
「FRACTA NODE +NATIVE APPS」リリースにともない、アプリ開発に強みを持つアプセル社と業務提携している。

Reference:
吉祥菓寮が採用 フラクタ、ECサイトと連携したアプリ作成ソリューションリリース on ネットショップ担当者フォーラム

31 7月

流行発信の「ranKing ranQueen OnlineShop」サイトオープン

オフィス・商業施設開発・賃貸業界とレジャー業界に属する、株式会社東急レクリエーション。
同社は、全国に4店舗を展開する流行発信ショップ「ranKing ranQueen」(以下、ランキンランキン)の公式オンラインショップ「ranKing ranQueen OnlineShop(ランキンランキン オンラインショップ)」をグランドオープンしたことを7月29日に発表した。


流行発信の「ranKing ranQueen OnlineShop」サイトオープン

ランキンランキンは「流行りモノのテーマパーク」を目指し、話題の商品の情報提供と商品販売を融合させた「流行発信ショップ」として、駅ナカ立地を中心にリアル店舗を展開。
今年1月より、メディア等で話題の商品を中心にオンライン上での販売受付を開始していた。
この販売受付が好評を得ていることから、取り扱い商品数を拡充し、サイトデザインも一新してグランドオープンのはこびとなった。


 「ranKing ranQueen OnlineShop」(http://online.ranking-ranqueen.net/)は、流行や季節に合わせたランキング上位商品や注目商品に限定しての販売を行っていく。
また、流行発信ショップのリコメンド効果を活かしたリアル店舗連動型プロモーションや、他媒体とのコラボレーション等にも積極的に活用し、新商品や隠れたヒット商品を世に送り出したい企業のマーケティング・ブランディングサポートも行っていくとのこと。
現在、送料無料や特別価格などグランドオープンを記念したキャンペーンが実施されている。


メディアで人気となっている商品を一覧できる、とても便利なサイト。
これまでランキンランキンのサイトで活躍していたランクのキングとクイーンの存在感は薄れてしまったが、「こんな商品が売れているのか」と見ているだけで楽しい。
今後は、東京・大阪圏外の利用者にもランキンランキンの知名度は上がっていくだろう。


コスメやドリンク、便利グッズなど様々な商品を扱う、「ranKing ranQueen OnlineShop(ランキンランキン オンラインショップ)」。
サイトも見やすく、ついつい買いたくなってしまうものばかり。
サイトの仕組みや見せ方など、ECサイトを運営している方は、参考にすると良いかも。
是非、一度訪れてみて欲しい。


Reference:
東急レクリエーション、流行発信のECサイト「ranKing ranQueen OnlineShop」オープン on ネットショップ担当者フォーラム
30 7月

「ECサイト[新]売上アップの鉄則119」いつも.社より発売

EC、オムニチャネル支援の株式会社いつも.。
同社は、新刊書籍「オムニチャネル時代の集客から接客まで ECサイト[新]売上アップの鉄則119」を株式会社KADOKAWAより発行することを発表した。
EC事業者にとっては、バイブルとなる一冊だ。

社より発売

本書は、約8年間で7,000社のECサイトを支援したいつも.社の売上コンサルタント担当者が執筆したもの。
ECの繁盛店が実践する「売れる」秘密をオールカラー、全272ページで紹介する。


「戦略・計画」の14鉄則をはじめ、計119本のノウハウは、品揃えからサイト制作、広告・SEO施策、リピーター施策、物流・体制構築まで、EC事業者がすぐに使えるネタを網羅。
図解や事例サイトの画面キャプチャーなどをふんだんに盛り込み、関連項目の紹介、キーワード解説を付けるなど、難解な施策も判り易くなるような工夫が随所に凝らしてある。


Web業界のトレンドである[ソーシャル活用]、[マルチデバイス対応]、さらに従来のECノウハウ本にはない[オムニチャネル対応]や[モール多店舗化]のノウハウを多数収録。
EC業界で生き残るためのバイブルを目指し、執筆を行ったとのこと。
価格は2,700円(税込)、発売は2015年7月30日からとなる。
大型本でピンクの表装が目印。


プロのアイデアが多数盛り込んである、「ECサイト[新]売上アップの鉄則119」。
興味がある方は、お近くの書店で探してみることをおススメする。

Reference: いつも.社、「ECサイト[新]売上アップの鉄則119」刊行 on ネットショップ担当者フォーラム

 

29 7月

真の顧客とブランド構築していくファッションEC「Dolls Kill」

自社ブランドに信者的なファンたちのコミュニティがあるECサイトは強いと言える。
例えば、レギンス販売のECサイトを運営する「Black Milk」は、Facebookをフル活用した。
その手法でコミュニティを形成することに成功した。
コミュニティを形成する上で、ソーシャルメディアは非常に大きな割合を占める。

真の顧客とブランド構築していくファッションEC「Dolls Kill」

今回は、同様に成功したサイト「Dolls Kill」を紹介する。
「Dolls Kill」も、ソーシャルメディアを用いて商品を支持してくれるコミュニティを構築し、成功に至ったのだ。
ただ、Black Milkと異なり、自社が製造した商品は取り扱っていないが、ゴスロリ的な要素などを備えたインパクトの強い女性用の服をセレクトしおり、その際立った個性から人気を得

ているファッションのECサイトだ。

真の顧客とブランド構築していくファッションEC「Dolls Kill」5
Dolls Killはサウジ・リン氏とボビー・ファラッヒー氏というカップル(現在は夫婦)によって創業された。


同サイトは、ファン参加型のイベントも多く、InstagramやFacebookで、自サイトで販売している衣服を着用した写真の投稿を顧客に呼び掛け、その中から良いものを表彰したり、モデル

に起用したりする。
そう言った取り組みが、より深く、より多くのファンを獲得することに成功している点でも注目を浴びている。


Dolls Killは2011年に米国サンフランシスコで設立。
2014年度の売上は760万ドル(約9億1000万円)で、2014年8月に500万ドル(約6億円)の投資を受けた。
またInstagramで56万フォロワー、Facebookで54万件もの「いいね!」を獲得している。


●4種類のスタイルに大別できる、個性的な衣装を販売

真の顧客とブランド構築していくファッションEC「Dolls Kill」2

Dolls Killでは創業者が自らセレクションしたパンクロックやゴスロリ、グラムなどのジャンルに属する、個性的な服やアクセサリなどを販売している。
価格はリーズナブルで、他ではめったに手に入らない商品もそろえる。
それも人気の秘密だろう。


同サイトのファッションのスタイルは4種類に大別することができる。
ガーリーでかわいらしさを強調した「Coco」、暗く神秘的な雰囲気を漂わせたゴシック系統の「Mercy」、フェスティバルやパーティなどにふさわしい華やかかつヴィンテージなイメージ

の「Willow」、クールでパンクロックなイメージの「Darby」だ。


利用者はこの4つのスタイル別に商品を選んでもよいし、トップスやボトムス、シューズやアクセサリなどのカテゴリ別、コレクションごとに衣装をまとめた「LOOKZ」から好きなものを

選んでもよい。


販売しているアイテムはトップスやボトムス、ドレス、水着、ランジェリー、バッグ、ベルト、帽子、ジュエリー、靴、タイツ、ソックスなど多岐にわたる。
その独特のセンスから熱狂的なファンを抱えており、人気は米国内にとどまらず、海外にも波及している。
現在では顧客の40%以上が米国外に住んでいるそうだ。


Dolls Killはどのようにして個性的なブランドを構築していったのか、またどのようにして顧客を引きつけているのか。ブランディングの過程を詳しく見てみよう。


●SNS上での強固なコミュニティの形成
真の顧客とブランド構築していくファッションEC「Dolls Kill」3

真の顧客とブランド構築していくファッションEC「Dolls Kill」4
 
Dolls Killは衣服を販売するとともに、FacebookとInstagramなどのソーシャルメディアを積極的に活用して顧客の認知度を上げていったという。
ファラッヒー氏らが当初考えたのは、ソーシャルメディアでモデル起用を前提としたキャンペーンを実施すること。
「ファンの獲得」と「モデルの確保」の両取りを狙ったのだ。


こうして始められた「Be a Doll」は現在も継続的に行われている。
といっても、参加希望者は特別な手続きをする必要はなく、InstagramでDolls Killのアカウントをフォローして自分がDolls Killを着ている写真をアップロードし、それに「#dollskill

」のタグを付けるだけでよい。
至ってシンプルな参加形式だ。

 
毎週金曜日にはこの中からファイナリストが発表され、100ドルの商品券がプレゼントされる。
またモデルとして起用する場合は、撮影をするサンフランシスコへの旅費も支払った上、空のスーツケースに欲しい商品を好きなだけ入れてよい権利が与えられるという。


実際、同サイトでは全体の25%しかプロのモデルを起用していない。
残りの75%は、会社が募集した写真コンテストを勝ち抜いて仕事を獲得したDolls killのファンだそうだ。
同サイトのモデル「Doll」の役割を果たした女性たちは、サイトの熱狂的なファンでありつづけると同時に、新しいファンを開拓するブランドにもなる。


●顧客がブランディングしてくれる流れを作る


ソーシャルメディアで自サイトのファンからモデル候補を見つける、という手法について、ファラッヒー氏は正直に、プロモデルに高額な料金を払いたくなかったことを挙げている。
ただしサイトのファンがモデルを務めることは、サイトのカラーやブランドを構築する上でもプラスになっているとも考えているようだ。


「一般的な女性で、しかしDolls Killの服のようなエッジの効いた服を好きな女性がDolls Killの服を着る方がよりDolls Killをあらわしてくれるいいモデルだと考えているんだ」(ファラッヒー氏)。


顧客に自分たちの商品の写真を着てもらうキャンペーンを開いて毎週ファイナリストを決め、時には顧客をモデルに起用するという手法は、これまでの顧客層とのつながりをより強める

点でも、新しい顧客層を開拓する上でも有効なアプローチだろう。


ECサイトの顧客をブランドづくりに巻き込む。
リン氏の商品発掘のセンスも非常に面白いが、顧客が自発的に商品を宣伝してくれるシステムをつくりあげたという点でも注目に値するサイトだ。


是非、こういった取り組みも参考にしつつ、自社サイトを盛り上げて言ってはいかがだろうか。
一度、「Dolls Kill」のサイトを覗いてみることもおすすめする。

Reference: 真の顧客をブランド構築に巻き込むファッションEC「Dolls Kill」の手法 on ネットショップ担当者フォーラム

 

28 7月

ECサイト構築用WordPressプラグインに複数バグ発覚 《編集》株式会社ゼロワンスタイル

この所、様々なソフトウェアなどに発覚している脆弱性。
今回、ECサイト構築用ソフトにも複数の脆弱性が発覚した。

ECサイト構築用WordPressプラグインに複数バグ発覚


独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月24日、WordPressプラグイン「Welcart」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
コルネ株式会社が提供するショッピングサイトを構築するためのソフトウェアだ。
CVSSによるBase Scoreは6.5。


「Welcart 1.4.17 およびそれ以前」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2015-2973)およびSQLインジェクション(CVE-2014-10017)の脆弱性が存在する。
これらの脆弱性が悪用されると、当該プラグインを組み込んだWordPressにログイン可能なユーザによって、データベース内の情報を取得、改ざんされたり、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。


この脆弱性が悪用されると、サイト改ざん被害など思わぬ所で痛手を負う事になる。
該当のソフトを利用している方は、早急な対応を。

《編集》株式会社ゼロワンスタイル 


Reference:
ECサイト構築用WordPressプラグイン「Welcart」に複数の脆弱性(JVN) on ネットショップ担当者フォーラム